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  • 精選過去問解説

    平成28年第3問

    問題3  憲法13 条に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

    1  幸福追求権について、学説は憲法に列挙されていない新しい人権の根拠となる一般的かつ包括的な権利であると解するが、判例は立法による具体化を必要とするプログラム規定だという立場をとる。

    2  幸福追求権の内容について、個人の人格的生存に必要不可欠な行為を行う自由を一般的に保障するものと解する見解があり、これを「一般的行為自由説」という。

    3  プライバシーの権利について、個人の私的領域に他者を無断で立ち入らせないという消極的側面と並んで、積極的に自己に関する情報をコントロールする権利という側面も認める見解が有力である。

    4  プライバシーの権利が、私法上、他者の侵害から私的領域を防御するという性格をもつのに対して、自己決定権は、公法上、国公立の学校や病院などにおける社会的な共同生活の中で生じる問題を取り扱う。

    5  憲法13 条が幸福追求権を保障したことをうけ、人権規定の私人間効力が判例上確立された1970 年代以降、生命・身体、名誉・プライバシー、氏名・肖像等に関する私法上の人格権が初めて認められるようになった。




































    ●正解 3

    1 × 間違いです。憲法13条の幸福追求権は,憲法に列挙されていない新しい人権の根拠となる一般的かつ包括的な権利であり、判例もこの規定を根拠に具体的な権利を認めている。例えば、住基ネットに関する最高裁判決では、「憲法13条は、国民の私生活上の自由が公権力の行使に対しても保護されるべきことを規定している。住基ネットによって管理、利用等される本人確認情報は、いずれも、個人の内面にかかわるような秘匿性の高い情報とはいえない。」としている。(最判平20・3・6)

    2.× 間違いです。幸福追求権の内容については,個人の人格的生存に必要不可欠な権利を保障するものと解する見解が「人格的利益説」であり,あらゆる領域において一般的な自由を保障するものと解する見解は「一般的行為自由説」である。

    3 ○ その通りです。 プライバシーの権利について,歴史的には個人の私的領域に他者を無断で立ち入らせないという消極的側面として観念されてきたが,その後高度情報社会の到来で,積極的に自己に関する情報をコントロールする権利という側面を認める情報プライバシー権(佐藤幸治)が通説となった。

    4 × 間違いです。自己決定権もプライバシーの権利同じように,個人の私的領域の尊重から主張される。しかし、判例上でこれ自体の文言で保障を明言したものはない。


    5.× 間違いです。人権規定の私人間効力が判例上確立された1970年(昭和45年)代以降に,肖像等に関する私法上の人格権が初めて認められるようになったわけではない。因果関係はない。




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